店頭で見かけたお買い得洗車セットに飛びついたらハズレだった話

マイカーを持つようになって十数年が経過したわけですが、恥ずかしながら私、今まで自分のクルマを手洗い洗車してあげたことがありませんでした。

特に最初の四年間が酷かったですね。せいぜい、水をかけたあとタオルで水滴を拭き取って、フクピカで拭き上げたくらい。それも、片手で足りるほど。適当にもほどがある。

前の二台は車検切れの直前に買い替えるという短い付き合いだったので、今思えば扱いがおざなりになるのも仕方なかったのかな、と。当時はクルマのことはよく分からなかったし、走ればどうでも良いと考えていたところもあります。

三台目となる今のクルマは、試乗して惚れ込んで買って、はや十年。一緒に走った距離も十五万キロを超え、これ以上の相棒とはもう二度と出会えないだろうと半ば確信しているにも関わらず、一度も手洗いしたことがなかったんですね。

いつも、洗車機に突っ込むか、お店のサービスで洗ってもらうか、プロの洗車屋さんへ持ち込むか。

そのツケが塗装へのダメージとなって跳ね返ってきて初めて、もう少し愛車を労ってあげるべきだったかと反省した次第です。

で、お店で今までまったく足を止めることのなかった洗車道具コーナーで、そのあまりの種類の多さに驚愕することになります。何だこのおびただしい量は。どれを買うのが正解なのか、まったく分からんぞ。

途方に暮れながら右往左往していた私の目に飛び込んできたのが、今回思わず飛びついてしまったお買い得洗車セットだった、というわけです。

非売品洗車バケツに、シャンプーとスポンジとお手軽コーティング剤がセットになって、しかも個別に買うより千円近く安いと来た。洗車迷子の子羊に、これしかないと思わせるに充分なセット内容、あっぱれです。

買う前に、いったん冷静になってネットで口コミでも見ておけば、今回の悲劇は防げたかもしれません。

まあ、そういうことですよね。抱き合わせでお買い得価格で売られてるってことは、推して知るべしってことなんですよ。そこに気づけなかった時点で負け。ファミコンの時代に、抱き合わせ販売には要注意と勉強していたにもかかわらず、繰り返されるこの手の悲劇。

一番の不満は洗車シャンプーですね。量の割に値段も高い。

泡立ちよく泡切れも抜群との売り文句だったのですが、全然泡立たないんですよ。洗ってるそばから泡が消えて行くんです。泡まみれにしたいのに。洗ってて全然気持ちよくなくてストレスが半端ない。たとえ通りすがりの他人でも、こんな洗車見られたら恥ずかしさのあまり死にたくなるレベル。

泡切れ抜群には嘘偽りなし。そりゃそうでしょう。速攻で泡が消えて行くんですから。泡の流し残しはまずあり得ないという点くらいかな。あえて良いところを挙げるとすれば。

スポンジはまあ普通。特筆すべき点は特になし。

お手軽コーティング剤は、価格は少し高いかなとは思いますが、ツルツルのツヤツヤに仕上がるので、拭き上げ直後の満足度はとても高いです。間を空けずに友人に見せれば、やけにクルマピカピカじゃない? と言われるほど。にやにやと愛車を眺め回したくなる輝きです。

ただ、お手軽物の宿命か、効果は長続きしないですね。そこは納得してます。施行の簡単さと仕上がりの美しさのトレードオフとして。

一刻も早く使い切って洗車シャンプーを買い替えたいので、ここ最近、自宅駐車場で愛車の手洗いに勤しんでおります。

いきなり頻繁に手洗いしだしたので、ご近所さんは怪訝に思っているかもしれないですね。あいつ一体全体どうしちゃったんだ? と。