あしかがフラワーパークの藤の撮れ高は異常

GWのことなので、もうひと月前になりますが、家族旅行で栃木県に遊びに行ってきました。

なぜ栃木かというと、父が生前、日光東照宮に行きたいと言っていたので、その供養というとちょっとおかしいかもしれないですけど、家族で代わりにその想いを果たしに行ったといいますか。

せっかく日光に行くからには、目一杯高速使っても静岡から片道5時間ですからね。日帰りはとても無理。近くの鬼怒川温泉で一泊しようという話になりまして。

となると、当然ですけど、あと他にどこに行こうか、という話になるんですけども。

ひと昔前、栃木県の魅力は? と尋ねられて、「ないんだなそれが」と答えて伝説になった男がいましたが、まさにそれですよね。他にどこに行くかと聞かれても、何も思い浮かばないとしか言いようがない。

私は、いっそのこと会津若松まで行っちゃって白虎隊ゆかりの地を巡るとか、磐梯吾妻スカイラインや猪苗代湖なんて素敵じゃないかと考えていました。しかしさすがに遠いよなぁ、と提案もせずに自ら却下。

どうしたものかと思案に暮れていた時に、妹が切り出しました。あしかがフラワーパークはどう? と。ちょうど藤が見頃で凄いらしいよ、と。

藤が凄いと言われても、正直ピンと来なかったですよね。公園にぽつんとある、ベンチが備え付けられたかわいらしい藤棚が、藤といえばでイメージするものでしたから。いくら凄いといっても、元があれでは限界ってもんがあるだろうと。

ということで、あまり気乗りはしていなかったんですが、かといって他に妙案も浮かばず、心のどこかに引っかかりを覚えたまま、あしかがフラワーパークに行くことになりました。

連休の風物詩である高速の渋滞に巻き込まれるのを避けるために、夜中に出発したので、混雑知らずの快調なドライブで6時前に目的地に到着しました。

ちょっと早かったかな、まあ仮眠すればいいか。そんな風に考えていたのですが、本来9時開園のところ、連休中は7時開園に前倒しされており、すでにゲート前の駐車場は半分近く埋まり、さらに続々とクルマが集結して来ます。

危なかったですね。途中で昔話のウサギよろしく余裕かましてたら、来場渋滞に巻き込まれてたところでした。

やはり、観光で一番の目的地には、朝イチで行くに限りますね。そこが大人気スポットで、人が少ない間に落ち着いて写真を撮りたいのならなおさら。ただ、朝イチには被写体の彩度がイマイチという弱点もあるのですが。

すでに列を作っているチケット売り場に並び、じりじりと進みながらチケットを入手すると、入場ゲートをくぐります。

そこに広がっていたのは、まさに藤の楽園としか言いようがない光景でした。

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度肝を抜かれましたね。広大な敷地は、見渡す限り藤が咲き誇っていました。

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もちろん藤の他にも、芝桜や薔薇やツツジなど、季節の花が見事に咲いているのですが、それらがかすむほどの圧巻の藤絵巻です。

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今回は時間の都合でライトアップは見れませんでしたが、いつかまたライトアップのためだけでも再訪したいですね。

栃木に魅力がないだなんて、とんでもない。