初秋の白馬で、八方池まで写真撮影しながらトレッキングしてきた
大混雑の上高地バス・ターミナルを脱出すると、白馬を目指しました。
白馬の温泉宿に一泊して、その翌日には白馬でトレッキングしようと考えていたからです。
今まで、白馬には、冬にスキーを楽しみに行くだけでした。真冬以外の時季に白馬を訪れたのは、今回が初めてです。
ひと口に白馬と行っても、五竜(→白馬五竜観光協会)や岩岳(→白馬岩岳スキー場)や栂池(→白馬山麓つがいけ高原・栂池高原スキー場)など、様々なトレッキング・スポットがあるわけですが、私が選んだのは八方尾根(→白馬八方尾根スキー場)です。
お目当ては白馬八方池。
私が実際に撮影してきた白馬八方池です。天気も良く、最高でした。山歩きはほとんどしたことなかったので、きつかったですけどね。
今回の撮影も、Canonのデジタル一眼レフEOS 8000D(→PHOTOHITOカメラ作例)と、Sigmaの単焦点30mm F1.4 Art(→PHOTOHITOレンズ作例)の組み合わせです。
リフト終着駅を降りてまだまだ続く山を見上げたときには、軽く絶望しました。え、ここ登ってくの? マジで?
右下の方に見える茶色の屋根の建物がリフト終着駅です。
勾配、けっこうエグくないですか?
登山に慣れ親しんでいるのなら、なんてことない道のりなんでしょうけども。八方池をようやく視界に捉えたときには、達成感よりも、やっと目的地にたどり着いたという安堵のほうが大きかったです。
豪雪にすっぽり覆われた白銀の白馬も、滑りながらこれは凄いなと思わず感嘆するほどの景色でしたけど、山々が紅葉に色づき始めている、初秋の白馬も素晴らしかったですね。
八方尾根も一度だけ滑りに行ったことがあるんですけど、そのときの印象は、とにかく広大なスケールのスキー場、というものでした。さすが長野オリンピック開催地。
ゴンドラとリフトを乗り継いでかなり上の方まで行けるので、目当ての八方池まで片道約1.5キロ、徒歩90分というところから、かなりお手軽に山歩きを楽しめるようだ、という先入観を抱いてました。大間違いでしたね。
リフト終着からさらに上りが続いているとは、私の貧困な想像力からは欠け落ちてしまってました。少し考えればわかりそうなものですけどね。
だって、普段であれば、1.5キロなんて、20分もあれば歩ける距離ですよ。それが4倍以上かかるっていうんですから、そのしんどさは推して知るべしでしょう。
しかし、裏を返せば、たった90分歩くだけで、思わず息を飲むような素晴らしい山岳風景が堪能できる、ということでもあります。
今回は天気にも恵まれたので、本当に行ってよかったですね。
ただ、もう一度行きたいかと問われると、即答は難しいですね。
いや、行きたい気持ちはあるんですよ。今度はどんな表情を見せてくれるんだろう、とか。初夏も気持ちよさそうだな、とか。
しかし、きつかったですからね。覚悟が試されるといいますか。行きたいですけど、そう簡単には頷けません。
帰り道、最高に渋いパジェロを見かけたので思わず撮影してしまいました。山にパジェロ、お似合いすぎる。
というわけで、一泊二日、この二日間で一年分は歩いたんじゃないかという、初秋の信州撮影旅行でした。きつかったですけど、最高でした。
Canon EOS 8000DとSigma 30mm F1.4 Artの組み合わせで撮影してきた風景