二本目の単焦点レンズ、どれにするべきか問題
去年、2017年の7月、デジタル一眼カメラを使い始めて五年目にして、初めて単焦点レンズを買いました。
シグマの30mm F1.4。通称ダカフェレンズ。
この画角が非常に使いやすくて、めちゃくちゃしっくり来ました。最初の一本にこのレンズを選んで大正解でしたね。
それからというもの、どこへ行くにも、持ち出すのはほぼこの一本のみ。その甲斐もあってか、ようやく慣れてきて、iPhoneに勝ったと自信を持って言える写真が撮れるようになってきました。
iPhoneのカメラも凄いですけどね。
もし私がカメラ屋の店員で、お客さんから「小さくて軽くて、簡単にきれいな写真が撮れて、その場ですぐにネットにその写真をアップできる、どこにでも気軽に持ち歩けるカメラが欲しい」と相談されたら、もうすでにお持ちです、と答えます。
いや、さすがに分かってますよ、その欲しいカメラが、一眼レフかミラーレスかを差しているってことくらいは。半分冗談、半分本気です。
iPhoneのカメラは、細かいことを気にしなければ、充分すごい絵が撮れる高性能カメラなんですけど、弱点もあるんですよね。
それは暗所と望遠です。その理由をざっくり言うと、センサーサイズとレンズです。
センサーサイズが小さいので暗所に弱く、レンズの焦点距離が35mm換算で28mmと広角寄りのため、遠くのものが小さく写ってしまうので、望遠は苦手です。一応ズームできるんですけど、デジタルズームのため、拡大すると画像が荒くなってしまうんですよね。
レンズ交換式カメラは、大きくて重いんですけど、そのぶんセンサーサイズも大きくてバッテリーも強力で、さらに目的と用途に応じてレンズを使い分けることで、その時々の撮影に最適なシステムが組めるわけです。
様々なレンズを交換して装着できる、デジタル一眼レフの強みはここにあります。
まあ、様々なレンズを使い分けて、その場面場面に最適なシステムを組むなんて偉そうなことを言っておきながら、手持ちのレンズは二本のみなんですけどね。キットレンズの便利ズーム18-135mmと、シグマの単焦点30mm。この二本のみ。この手駒では、用途も何もないですよ。
シグマの30mmを使い込んで、慣れてきたという手応えを感じ始めると同時に、ある欲望がもたげてきました。二本目の単焦点がほしい。手駒を増やしたい。
沼に片足を突っ込みかけてるんでしょうか、これは。
単焦点は、ズームが出来ないのは不便だろうと想像してたんですけど、実際に使ってみたら意外や意外、画角がちょうど私の用途にピタリと合っていたのか、不便さは余り感じてなくて、写真を撮るのがより楽しくなったんですよね。
そこで次の一本ですよ。目的と用途に応じられる選択肢をひとつ増やそうかと。
Canon 50mm F1.8(→PHOTOHITOレンズ作例)
軽くて安くて明るくて写りも抜群。Canon最強の撒き餌神レンズ。
Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.8 STM フルサイズ対応 EF5018STM
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2015/05/21
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
Canon 40mm F2.8(→PHOTOHITOレンズ作例)
軽くて安いパンケーキレンズ。センサーキャップ代わりにも使える薄さ。
Canon 単焦点レンズ EF40mm F2.8 STM フルサイズ対応
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2012/06/22
- メディア: Camera
- 購入: 3人 クリック: 378回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
Canon 60mm F2.8 マクロ(→PHOTOHITOレンズ作例)
めちゃくちゃ寄れるので、花の近撮や室内でのモノ撮りに重宝しそうな一本。
Canon 単焦点マクロレンズ EF-S60mm F2.8マクロ USM APS-C対応
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2005/03/17
- メディア: Camera
- クリック: 66回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
Canon 85mm F1.8(→PHOTOHITOレンズ作例)
ポートレートや風景作品に重宝しそうなレンズ。評判も上々。
値段と評判、使いやすそうな画角や、特化した用途などを考慮して、次の一本の候補を上の四本に絞りました。ここからは内なる葛藤との戦い。果たしてどれを選ぶべきか。
買うとしたら、コスパから考えてもあれかな、とぼんやり考えてます。
ただ、イルコさんの動画を見てると、85mm F1.8いっとくべきかなとも思えてきますね。35mm換算136mm。
まあ、高い買い物でなかなか手が出ないというのもありますし、しばらくは、まだまだ使いこなしているとはいい難い30mm一本で頑張ると思いますが。
やっぱり、半期に一度のボーナスシーズン、レンズが欲しいという思いが頭をもたげてくるようです。
撒き餌レンズをプロカメラマンがレビューする。【FE 50mm F1.8】