町の自転車屋さんに折りたたみ自転車を見に行ったら、ガチの自転車屋さんだった話
焼津で桜並木を散策して以来、ドライブついでのポタリング用に折りたたみ自転車が欲しいなと、物欲を募らせていました。ちなみに、ポタリングとは、近郊を散歩程度に軽くサイクリングすることです。
しかし、普段自転車には乗っていないため実店舗まで足を運ぶ機会はなかなかなく、そのままなんとなくほったらかしになっていたのですが、この度一念発起しまして、会社と自宅の中間にある町の自転車屋さんに行ってみました。
同僚がそこでロード・バイクを買っていて、アフターも良好とのことだったので、購入後の付き合いを考えても間違いはないだろう、そう踏んでのことです。
自宅からは約5キロ、この近さも魅力ですよね。何かあったときに、すぐに駆け込める位置にお店があるというのは、地味に大事なポイント。
あと、チェーン店ではないというのもいいですね。置いてある商品のセレクトにお店の個性が出ますし、スタッフの専門性も高く入れ替わりも激しくないでしょうから、いざというときに頼れます。
何度も通って仲良くなっておけば、これ以上心強い存在もないでしょう。
お店に一歩踏み込むと、鼻にツンと刺激的なニオイ。鉄と油と汗。いわゆる、男のニオイというやつですな。
ざっと店内に視線を走らせた私は困惑します。ロード・バイクとクロス・バイクしか見当たらない。うわ、こっちか。ガチの自転車屋さんだったか。
動揺しつつも、店主と思しき男性に折りたたみ自転車は置いてないかと尋ねると、「あぁ、ウチではそういうの置いてないですね。買うなら取り寄せてもいいですけど、通販で頼んだほうが早いですよ」となんともつれない塩対応。
言葉遣いこそ丁寧でしたけど、折りたたみ自転車なら他を当たってくれという空気と視線をビシバシ感じて、場違い感からくる居心地の悪さが半端なかったので、カタログだけ貰ってさっさと退散しました。
うーん。数こそ少ないかもしれませんけど、中には、折りたたみから自転車にハマって、クロス・バイク、ロード・バイクとステップ・アップしていく自転車ライフもあると思うんですけどね。
そういった、まどろっこしい商売はしないという経営方針なんでしょうかね。
同僚も同僚ですよ。スポーツ・タイプの本格的な自転車しか置いていないお店なら、ひと言注意してほしかったですね。
残念。
どうやら、通販で買って、近所のホーム・センターで防犯登録して、という流れで、折りたたみ自転車生活を始めることになりそうです。
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