もう2019年の冬も終わったけど、私が好きなスキー場を紹介する

私は、静岡県西部地方の、太平洋沿岸部に住んでいます。

真冬でも、ほぼ雪は降りません。年に数回、小雪がぱらつけば多いほうでしょう。路面の凍結すら、ほとんど見ないです。交通が混乱に陥るほど雪が降って積もるとなると、それこそ十年に一度あるかどうか、それほど雪が珍しい地域です。

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雪国で暮らす人からすると、それが羨ましくて仕方がないみたいで。

小学生の頃、地元の小学校が長野県の小学校と交換交流をしていて、冬になると私達が長野の山に遊び(学習)に行き、夏になると長野県の小学校が静岡の海に遊び(学習)にやってくる、そんな活動があったんですけど、同じグループになった向こうの男の子から、心底羨ましそうに、雪も降らないし海も近いし最高じゃん、と言われたのがめちゃくちゃ印象に残っています。

いやいや、逆ですよ。こっちこそ、冬になると雪が降り積もって、近くのスキー場で滑り放題のあなた方が、羨ましくて仕方がないのですけれど。

まあ、これはよくある無いものねだりってやつですね。

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成人するまでは、移動の足もお金も装備もないので、学校のイベントでしかスキーに行くチャンスはありませんでした。

慣れるまでは怖かったですし、筋肉痛はひどかったですし、何をする気も起きなくなるほど疲れたんですけど、そのすべてが吹っ飛ぶほど楽しかったのは強烈に覚えていて。

なので、地元に帰ってきて、高校時代の同級生からちょっと滑りに行かないかと誘われたときには、一も二もなく飛びつきました。

あれから十数年、我ながらよくここまで続いてきたもんだと、感心するほどスキーを楽しんできました。

日帰りを中心にいくつかのスキー場に通ってきたので、その中でも私が好きなスキー場を紹介します。

治部坂高原スキー場

スキー場に通い始めた数年間、ホームにしていたスキー場。長野県南部にあるので、静岡県西部からでも下道のみで三時間とかからない好立地。

クルマで山道を走り抜けていくことになるんですけど、道幅が広く舗装もきれいなので、走りやすい快走路なのもポイント。

ゲレンデが狭く、しかも人も多いので、リフト待ちが長く滑っていて窮屈で物足りないという面もありますが、初心者の練習や家族連れで楽しむには最適でしょう。

ホワイトピアたかす

初めて、降雪地域の本格的なスキー場に行ってみようと、突撃したスキー場。

リフトから降りた瞬間に、今までの雪は一体何だったんだと感動した雪質は、未だに忘れられません。今はもう慣れてしまって、何も感じないんですけど。

起伏に富んだ入り組んだゲレンデの形状が、滑りごたえがあって楽しい。年々、少しずつコースが縮小されているのが心配になってます。雪が少なかったから閉鎖されていただけだと信じたい。

鷲ヶ岳スキー場

鷲ヶ岳ICからすぐの好立地で、行きやすくて人気のスキー場。

横に広がりのあるワイドなゲレンデは、程よい傾斜でクルージングが気持ちいい。初級者から中級者に上達中の、滑っていて楽しくて楽しくて仕方ないときに滑ると、きっとドハマりするでしょう。

センターハウスに温泉施設があるのもいいですね。しかも露天風呂まであるので、雪見風呂が楽しめます。控えめに言って最高。

ダイナランド

岐阜県奥美濃地方を代表するスキー場。高速道路のICからやや離れているのと、スキー場までの道路が曲がりくねっていて急なのが、ほぼ唯一の難。

初めて、泊りがけでスキー旅行をしたときに滑りに行ったので、それからもう楽しかった印象しかないですね。

ワイドかつ起伏に富んだ形状のゲレンデは、滑りごたえがあってとても楽しい。ホワイトピアと鷲ヶ岳のいいとこ取り。多種多様なスキーヤーやボーダーに、各々のスタイルやスキルに合ったちょうどいい斜面がきっと見つかる、そんなスキー場。

リフト山頂からの景観も素晴らしい。

白馬五竜スキー場

初めて憧れの白馬を訪れたときに、足を運んだスキー場。もともとの標高が高いのか、くねくねと山道を駆け上らなくても、麓に駐車場があるのでとても行きやすい。

ただし、大雪の日には洒落にならないくらい降るので、雪道の運転に自信がなかったり慣れていない場合には、諦める勇気が必要な場合もあるでしょう。

滑ってみた印象は、鷲ヶ岳に似ているな、という感じですね。ワイドで程よい傾斜で、クルージングが楽しいゲレンデ。

白馬八方尾根スキー場

長野オリンピックが開催された際、会場のひとつとなったスキー場。単体のスキー場としては、国内最大級の規模を誇る、とにかく広大なゲレンデです。

途方もなくスケールがでかすぎて、滑りごたえがあるどころか、隅から隅まで満喫しようとしたら、数日がかりでも攻略できるかわからないほどビッグです。私の貧弱な足腰では、ちょっと心もとないですね。

スキー場としてもすごいですが、季節が変わって夏から秋にかけては、八方池を主に、白馬の絶景が楽しめるトレッキング・スポットでもあります。

ニッポンのゲレンデ2019 (ブルーガイド・グラフィック)

ニッポンのゲレンデ2019 (ブルーガイド・グラフィック)

 

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