漫画『BLUE GIANT』のコミックを読んでいて一番楽しみなのは、巻末のBONUS TRACKかもしれない

ボーナス・トラックというと、普段よく洋楽CDの国内盤を買っている人には、馴染みが深いでしょう。

本編終了後に数曲、シングル曲のアコースティック・バージョンが入っていたり、代表曲のライブ・バージョンが入っていたり、シングルのB面が入っていたり、日本盤だけの特別な曲が収録されていたりする、あれです。

おまけですね、要するに。

映画でいうと、昔のジャッキー・チェンの映画のエンド・ロールで、NGシーンのまとめが流れていたようなものです。あの観ているだけでこっちも痛くなってくるエンド・ロールが好きだったのは、きっと私だけではないでしょう。

日本盤を買うと、輸入盤を買うより高くつく場合がほとんどなんですけど、このボーナス・トラックを目当てに、高くてもあえて日本盤を買う音楽ファンも多いのではないでしょうか。

巻末に、そんな素敵なおまけであるBONUS TRACKがついてくる、世にも珍しいコミックがあります。

『BLUE GIANT』です。

ただでさえ面白い漫画なんですけど、このおまけのおかげで、そのコミックの発売がさらに待ち遠しくなります。

ジャズ専門誌の記者か、テレビ番組の制作スタッフによる、主人公・宮本大に関わりのあった人物たちへのインタビュー、という設定でしょう。

すでに物語の中で語られたエピーソードの裏で、主人公に関わった人たちがその時々でどのような思いを抱いていたのかがうかがい知れたり、その後成長したサックス・プレーヤーの宮本大の華々しい活躍を想起させられたり、将来起こるであろう出来事がネタバレにはならない程度にほのめかされたりと、読者のツボを絶妙に刺激しながら物語に深みを与えています。

このBONUS TRACKが、過去と現在と未来をつなげるポイントになってるんですよねぇ。

もし万が一、掲載誌での連載は読んでいるけど、コミックは未読なんて方がいましたら、何はともあれ漫画喫茶かコミック・レンタルの取り扱いのあるお店にダッシュして、ひとまずBONUS TRACKだけ読んだら、そのままの勢いで全巻読み直すべし、と言いたいですね。

なんとも締まらないニヤケ顔が、止まらなくなること間違いなしです。

BLUE GIANT SUPREME (7) (ビッグコミックススペシャル)

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