南信州阿智村の花桃の里に行ってきた
大型GW突入前日、お休みをもらってお花見に出かけてきました。
南信州阿智村の、花桃の里(→花桃まつり)に。
もういつだったか定かではないんですけど、それでもこの数年以内のはずなんですけど、ちょうど花桃の見頃の時期に通りかかったことがありまして、うわ何あれめちゃくちゃキレイなんだけど、とパッと見ただけで感動したものの、なかなかタイミングが合わずに行けずじまいで、今回ようやくその機会が巡ってきたので、足を運んできました。
今回も、カメラはCanonのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズはシグマの単焦点30mmF1.4。この組み合わせでのマニュアル撮影です。
一週間前から天気予報をこまめにチェックしていたら、雨予報になっているときが多くて、マジかよ奈良に続いて連チャンかよちょっと勘弁してくれよとげんなりしていたんですけど、直前になって晴れ予報に転じたので、よっしゃラッキーと喜んでいたら、出発当日に玄関を開けたらすでに雨が降っていて呆然としました。
は? なにこれ。ウソでしょ?
慌てて天気予報を見ると、晴れ一時雨となっていました。雨雲レーダーを見ると、たしかにすぐに通り抜けそうだったため、着く頃には止んでいそうだなと判断して、予定通りに出発しました。
朝6時に家を出て、今回はすべて下道です。片道約三時間。
連休突入直前の高速道路は、大型トラックだらけでしかも挙動が殺気立っていて危ないですからね。PAやSAもいっぱいで、止める場所を見つけるのにも苦労しますし。おまけに、どちらのルートを選んでも所要時間に大差がないので、今回は下道のみで行きました。
昼神温泉郷
道中、雨足が強まったり弱まったり、止んできたと思ったらいきなり本降りになったりで、どうにも不安定な空模様だったので、あんまり早く着いても意味がないなと、朝ごはんを食べたりこまめに休憩をとったりしながら、のんびりと昼神温泉郷を目指しました。
駐車場にクルマを止めたら、ちょうど土砂降りになってしまったので、小雨になるまで車内でしばし待機。
どうにも、すっきりしない天気の一日でしたね。晴れ間が見えてきたかと思ったら、小雨が降ってきたり、強まってきたかと思ったらまた止んだりと、常にこの繰り返し。
私たちは、昼神温泉朝市の駐車場にクルマを止めて散策を開始したのですが、このあたりでは観光マップを配っている様子はなかったので、昼神観光局に立ち寄って散策マップを入手しましょう。
何も見ずに手探りでの散策もまた楽しいんですけど、どこに何があるのかわからずに行き当たりばったりだと、徒労感も激しいですからね。
行き当たりばったりだったおかげで、出会える絶景があるのもたしかなんですけども。
月川温泉郷
道幅が狭く、曲がりくねっている上に、一般車両や観光バスの交通量も多いので、事故らないように慎重な運転を心がけましょう。
カーブを曲がった瞬間、眼前に広がった丘一面の花桃は圧巻でした。
見惚れるあまり事故りそうなほど凄かったです。あれ程のインパクトは、今までの人生を思い返しても、なかなか思いつかないですね。
あの美彩度の鮮やかさを、写真に残せないのがもどかしい。
周りの人が、自分とはぜんぜん違う方向を向いてカメラを構えていると、釣られて見ちゃいますね。何が見えるのかな、と。
この着眼点はすごい、ナイス、と追従することもあれば、いまいちピンとこなくて通り過ぎてしまうこともあります。
自分の足で、周囲を見回しながら歩き回って、グッときた風景を撮るのも楽しいんですけど、そればかりでなくて、周りの人が見ているものを探るのもまた、面白いですね。
朝昼晩の寒暖差も大きいんですけど、それに加えて標高差による気温差もあるので、散策にあたっては調節しやすい重ね着で臨みましょう。
桜がまだチラホラ咲いていたんですけど、雨に打たれて風に吹かれて、花吹雪になっていました。美しくもあり、切なくもあり。