2017年12月30日、ナゴヤドームでB'zのLIVE-GYM、"LIVE DINOSAUR"を観てきた
2017年の年の瀬を飾る一大イベントとして、年末のつらい仕事を耐え抜く心の糧でもあったB'z(→B'z Official Website)のLIVE-GYM、"LIVE DINOSAUR"。
12月30日、ナゴヤドームで観てきたので、その感想をつれづれと書いていきます。
セット・リストの直接的なネタバレはありませんが、それとなく仄めかすような記述はあります。ご了承ください。
まずは出発直前ですね。友人たちとの待ち合わせ間近。思わず目を疑うような、衝撃的なニュースが飛び込んできました。嘘でしょ? 頼む、誰か嘘だといってくれ!
これは下手すると開催が危ういのではないか。不安にかられて取り急ぎ公式サイトなどを見て回りましたが、公式発表はひと言もなし。
ということは、無事なのか。中一日で、喉を治したということなのか。ほんとうに大丈夫なのだろうか。
不安はとても拭いきれなかったですけど、公式からひと言もアナウンスがない以上、回復を無理矢理にでも信じ込んで突撃するしかありませんでした。
合流した友人たちは誰も知らないようでした。あえて不安にさせるようなことを言う必要もないか、と黙っていることにしました。ただ、これで正解だったのかどうかはわからないですね。
新作の素晴らしさからか、期待に目を輝かせながら予想を語り合っている友人たちに後ろめたさを感じてしまって、受け答えも歯切れが悪くなってしまいました。
栄の街でお昼を食べて、開演前にグッズを買うべく会場へ。かつて見たことがないレベルで物販に列ができていてたまげました。名古屋初日だったから、グッズだけ買いに来た人も多かったのかな。
並んでから購入まで、一時間と少しかかりました。寒かったのでなかなか辛かったですね。新作がエンドレス・リピートしていたので、かなり気が紛れました。進むのが早い列だったのもラッキーでしたね。
開演まで数十分とちょうどいい時間になったので、買ったばかりのツアーTシャツに着替えて入場しました。
入場したら中にもグッズ売り場があって、そこは全然並んでなくて、おいおいちょっと待ってくれよ、と。文句のひとつも言いたくなるところですが、もう時間がないので席へと急ぎます。
開演直前の会場の雰囲気はいつもとまったく変わりありませんでしたね。期待に胸を膨らませて、今か今かと待っている感じ。
自分の場合は、期待が膨らんでいくのはもちろんなんですけど、同時に不安も大きくなっていく感じでしたね。こっちまで緊張してくるような。ただ観るだけなのに。
メンバーが現れ、演奏がスタートし、稲葉さんがモニターに大写しになり、注目の第一声。そこでようやく、心配は杞憂だったと確信し、同時に中一日でここまで喉を治したのかと感嘆し、感激のあまり最初の数曲は涙で視界がにじんでました。
喉の不調から中一日ということを知っていて、本当に大丈夫なのだろうかと不安に感じていた人だけが味わえた感動が、間違いなくあったと思います。
特にMCは素晴らしかったですね。悔しさと感謝の気持ちを凝縮して、会場のボルテージを一気に上げる。心震えました。
ただ、苦しさは隠しきれていなかったですね。いつもと声の出し方が違うところが耳につきましたし、いつもより声が出ていないなと感じる場面もありましたし、水を飲む回数も多いように感じましたし、曲と曲の間も長めにとっていたように思います。
しかし、知らなければ、とても二日前には声が出ていなかったとは信じられない歌唱だったのは、さすがとしかいいようがないですね。友人たちは、いつもよりちょっと調子悪いな、としか感じていませんでした。
結果論ですけど、黙っていてちょっと悪いことしたかな、と。
それにしても、一体どのようなケアを施せば、たった中一日で単独公演フルセットこなせるほどまでに、喉が回復するというんでしょうかね。日本一喉の調子に気を配っている人が、全力で治しにかかった結果。ここまで回復してくれていたことに、感謝しかなかったですね。
今回は、アルバムを聴き込んだ時点で捨て曲なしだったので、ライブで聴いて印象が大化けした曲はなかったです。アルバムから全曲演ってほしかったくらいですから。まさかあの曲がカットされているとは。好きな曲なので悲しかったです。
そのぶん、あの懐かしの壮大な名曲が聴けたのであれば、差し引きゼロと納得する他ないのでしょうか。
終演後は世界の山ちゃんへ直行し、ライブの感想を語り合いながら、絶品名古屋メシを堪能しました。素晴らしい年の瀬でございました。
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