洋楽ハード・ロックにハマったきっかけ

私が音楽を聴くようになったそもそものきっかけは、中学二年の頃に、親がCDラジカセを買ってくれたことでした。

今思えば、なんで買ってくれたのかが意味不明なんですけどね。それまで、音楽を聴くことにまるで興味がなかったので。当然、おねだりしたわけでもないですし。

せっかく買ってくれたのだから、音楽CDを聴いてみよう。

近所のレンタル屋に通いつめ、当時の邦楽ヒット曲を借りてきてはカセットにせっせとダビングし、マイ・ベストを作成するなどして、音楽を楽しむようになっていきます。

B'zやZARDやCHAGE & ASKA、WANDSにT-BOLANといったところが、私の音楽好きの原点ですね。

中でも、特にB'zですね。他のバンドはレンタルで出費を浮かせる一方で、B'zだけはお小遣いをやりくりして、アルバムやシングルなど、CDを買い集めていました。

ご存知の方も多いかと思いますが、B'zは洋楽ハード・ロックからの影響が大きいバンドです。こうして、私が洋楽ハード・ロックに傾倒する素性は出来上がっていったというわけです。

そんなこんなで時は流れて、あれは1994年のことでした。私は高校二年生になっていました。

Bon Joviがデビュー10周年を迎えて、初のベスト・アルバム『Cross Road』をリリースしたのです。

Cross Road

Cross Road

 

このベスト・アルバムの中に、新曲が二曲収録されていたのですけど、そのうちの一曲"Always"のMVが、当時よく見ていたWOWOWでパワー・プレイされ、それを観た私はあまりのカッコよさにしびれた、とまぁそんなわけです。ヴォーカルのJonがカッコいいんだ、これがまた。

いても立ってもいられなくなり、地元のCD屋さんに自転車を走らせて、ベスト・アルバムを買ってきました。早速聴いてみると、ごく一部を除いて名曲ばっかり入っていたので更に驚いて、当時リリースされていたすべてのオリジナル・アルバムを買い集めた次第です。

もっとも、この思い出のBon Joviのオリジナル・アルバムは、空き巣にパクられて売りさばかれたので、手元には残っておりません。

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オリジナル・アルバムを聴き込んでみると、ベストには収録されなかった曲にも名曲が山ほどあって、なんだこのバンドとんでもねーな、と感嘆したことをよく覚えています。

このBon Jovi初のベスト・アルバムは世界中で売れに売れまくり、便乗したというわけではないでしょうが、時を同じくして多くのバンドがベストをリリースしたため、ベスト・アルバムの発売ブームとでも呼ぶべき流れが生まれました。

Bon Joviで初めて洋楽ロックの素晴らしさに触れた私には、これ以上ないと言っても過言ではない入門環境ができあがっていました。

Aerosmith『Big Ones』

Big Ones

Big Ones

 

Def Leppard『Vault』

Vault:Greatest Hits 80-95

Vault:Greatest Hits 80-95

 

Whitesnake『Greatest Hits』

Greatest Hits

Greatest Hits

 

Mr. Big『Big, Bigger, Biggest! The Best Of Mr. Big』

BIG,BIGGER,BIGGEST! The Best Of MR.BIG

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Van Halen『Greatest Hits Vol.1』

グレイテスト・ヒッツ

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Roxette『Greatest Hits!』

Don't Bore Us Get to the Chorus : Roxette's Greatest Hits

Don't Bore Us Get to the Chorus : Roxette's Greatest Hits

 

このビッグ・ウェーブに上手く乗りまして、これらのベスト・アルバムを足がかりにして、洋楽ハード・ロックにハマっていきます。

大学時代のバイト先の先輩の影響も大きかったですけどね。Bon JoviやAerosmithが好きだと言ったら、それだったらこんなのどう、気に入ると思うよと、FirehouseやSkid Row、Guns N' Rosesなどを教えていただいて。

ひと口にハード・ロックといっても、中でも特にアメリカのハード・ロックを好んで聴くようになる嗜好が、これで補強されましたね。

やっぱり、なんといってもBon Joviですね。あの衝撃は強烈でした。

あと、これらのベスト・アルバムを聴いていくうちに、自分が好きな音楽の傾向を大体つかめたのも大きかったですね。

歌が上手くて、ギター・プレイが華やかでカッコいいのは大前提。メロディがキャッチーで、素敵なバラードがあればなおよし。

この条件をもとに、私の大好きなロック音楽に対する探求が始まっていくことになったのでした。

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