色々と話題の映画『カメラを止めるな!』を観てきた

口コミでその面白さが拡散され、あれよあれよと上映館が増え、日本全国で満員御礼大ヒットとなっている話題の映画、『カメラを止めるな!』(→映画『カメラを止めるな!』公式サイト)を観てきました。

邦画はすぐにテレビで放映されるので劇場では観ないというのが、私のこだわりの美学だったわけですが、これだけ面白い面白いと騒がれては、つまらない美学などにいつまでもこだわっている場合ではないでしょう。

ただ、観劇直前になって、この映画はある劇団の舞台の盗作である、という疑惑が持ち上がってしまい、それが残念でした。その前から、その舞台作品から着想を得たと監督自身が語っている以上、制作により発生する権利関係には、最大限の注意を払っているはずだとは思うのですが。

まあそれはともかく、盛り上がりに水を差された後味の悪さを覚えつつも、映画館に行ってきました。

日曜日の最終上映ならガラガラだろうと高をくくっていたのですが、半分近く埋まっていて驚きました。さすが評判の話題作。これはスーパー・ロング・ラン間違いなし。

以下、感想を書くにあたり、少し作品の内容に触れますので、ほんのわずかでも予備知識を得たくないという人は、ブラウザバックしてください。

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物語は三部構成になってます。

序盤は、撮影隊がカメラに収めた30分ワン・カット生中継ゾンビ・サバイバル・ムービー。中盤は、撮影隊のメンバーや設定の紹介。終盤は、次から次へとトラブルが起こる撮影の舞台裏を見せて、抱腹絶倒の怒涛の伏線回収。

めっちゃ面白かったんですけど、まったくダレないというわけではないです。

特に序盤ですね。妙な間があったり、気になってしょうがない違和感があったり。寒すぎるし疑問ばっかりだしで、全然物語に入り込めない。これであの絶賛の嵐とか嘘だろ? 

しかし、このダレこそが、この映画のキモなのです。したがって、ここで我慢できるかどうかが、この作品にのめり込めるかどうかの境界線となります。

ここさえ乗り切ることができれば、いつしか映画の世界に入り込んで夢中になり、終盤の怒涛の伏線回収で膝を打ちまくり、腹を抱えて大爆笑できるでしょう。

周りの人もみんな爆笑してたので、満員の映画館で全員で爆笑しながら観る、それがこの映画の一番の楽しみ方でしょうね。

もう一度観たいんですけど、それにはあの序盤をまた我慢しなければならないのかと思うと、及び腰になってしまいますね。拷問を受けるとわかっているのにわざと捕まる、それに近い嫌〜な気持ち。

おそらく、あれこれと検証しながら観ることになるでしょうから、初回ほどはダレないでしょうけども。裏で何が起こったがために不自然になっているのかが、分かっているので。

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