梅雨入り前の初夏のビーナスラインに行ってきた(前編)
去年の7月、ニッコウキスゲの見頃を狙ってビーナスラインに行ったら雨で、泣きながら松本城に目的地変更したことがあったんですけど、梅雨入り前の最後の晴れ間にそのリベンジを果たしてきました。
ホントは7月に行きたかったんですけどね。ニッコウキスゲはめっちゃきれいに咲いてるし、山々や木々も緑に光り輝いていて、清々しい夏の高原の素晴らしさを堪能できるので。
5月下旬ではまだちょっと時期尚早感がありましたね。新緑に輝くビーナスラインを期待していたのですが、まだそこまで緑が生い茂っていませんでした。なんか秋っぽい色でしたね。
ビーナスライン(→ビーナスライン)には何度か行っていますが、ベストシーズンはやはり7月だなと実感しました。
ただ、その時期のビーナスラインは、むちゃくちゃ混んでいるのがネックなんですよねぇ。死ぬまでに一度はドライブしたい絶景ロードとか特集が組まれようものなら、間違いなくトップスリーには入ってくる道だけあって、大人気なんですよね。
大型バスや乗用車やバイクはもちろん、自転車もハイカーも多いですからね。駐車場に停めきれないほど車両が入り乱れて、所々で渋滞が発生し、カオスです。
去年の7月も、雨の早朝だったのにもかかわらず、八島湿原(→屋島ビジターセンター)の駐車場にはすでに多くの車が停まっていて、本格的な雨装備で対策バッチリのハイカーたちが大勢いました。
素人考えだと、ハイキングは晴れた日に限るとなってしまうんですけど、雨の日には雨の日ならではの良さがまたあるということなんでしょうね。
今回は朝5時に自宅を出発、9時過ぎにはビーナスラインに着いて散策を開始する。ざっくりそんな感じで予定を立てました。あとはその場その場での流れ次第。要するに適当。
今回も、カメラ本体はCanonのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズはシグマの単焦点30mm F1.4。いつものこの組み合わせで写真を撮ってきました。
車山高原
リフトを二基乗り継いで、車山山頂を目指します。山頂から車山肩まで下って、車山湿原を抜けてぐるっと一周して山頂まで戻ってくる、そんなルートを予定していたんですけども、帰りに歩く予定だった道が通行止めの大誤算。
その結果、車山山頂から車山肩まで下って、同じ道を登って山頂からリフトで駐車場まで戻る、そんなルートでの散策となりました。
こんなことだったら、車で最初から車山肩まで行って、そこを起点に散策すればよかった。リフト代損したような気分。車山山頂からの眺めと景色は素晴らしかったですが。
登山道の勾配はなだらかでしたが、足場は岩がゴロゴロ転がっていたので悪かったです。足元にかなり気を配りながらのハイキングとなりました。目線は足元ばかりに行ってしまいがちになるので、たまに立ち止まって眺望抜群の風景を眺めたり写真に撮ったりしていました。
車山肩
家族と一緒に行った手前、我慢して黙っていたんですけど、実はここにぜひとも訪ねておきたいところがあったんですよ。ころぼっくるひゅって(→霧ヶ峰 ころぼっくるひゅって)。『ゆるキャン△』の聖地であります。駐車場からちょっと奥まったところにあるので、少し分かりづらいですが。
昼飯を食べたあと、腹ごなしに車山湿原を少し散歩しようぜと、さり気なくころぼっくるひゅってが目にとまるように誘導し、その結果、戻ってきたらここでおやつを食べようという話に持っていくことに成功しました。
今まで何度か車山高原に来ていますが、一度たりともこの素敵な喫茶店の存在に気がつくことなくスルーしていたかと思うと、うかつにも程がありますね。
巡礼者はたくさんいました。ボルシチセットを頼んでいる人の多いこと多いこと。私はお腹があまり空いていなかったというのもありますが、ケーキとコーヒーをいただきました。
リンちゃんと同じバイク、似たデザインのヘルメットという出で立ちの、聖地巡礼者の鑑もお見かけしました。
やや徒労感漂いますが、同じ道を登って、山頂からリフトに乗って駐車場に戻りました。人馴れしたつがいのカルガモのお出迎えに癒やされました。子ガモがいなかったのが残念。
このハイキングで思いの外時間がかかったので、霧ヶ峰の道の駅に少し立ち寄って、宿に向かいました。美ヶ原や八島湿原は二日目に持ち越しです。
後編に続きます。