中山道の宿場町、奈良井宿をカメラ片手に散歩してきた
中山道は江戸時代の五街道のひとつで、京都と東京を、長野県を通り抜けるようにして結んでいます。
現在でいうと、国道19号などですね。
長野県の山と山の谷間を縫うように、信濃川と国道19号線が並走しているんですけど、その国道19号に面するようにして、昔ながらの宿場町の面影を色濃く残す町並み、奈良井宿(→奈良井宿観光協会)があります。
千畳敷カールを散策した後、駒ヶ根でそのまま一泊して、翌日に奈良井宿に向かいました。
クルマでおよそ一時間のドライブ。
山を越えますが、険しい峠道ではないので、山道が苦手な人にも走りやすいでしょう。桜で高名な高遠城址からも近いので、春には高遠でお花見ついでに、奈良井宿散策なんていいんじゃないでしょうか。
朝方には雨が降っていて、駐車場に着いたころも曇り空が残っていたんですけど、歩き始めたら次第に晴れ間が覗いてきました。暑すぎず寒すぎずの過ごしやすいさわやかな一日で、絶好の散歩日和。
カメラは、今回もCanonのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズはシグマの単焦点30mm F1.4。いつものこの組み合わせ。
駐車場が端っこにあるので、隅から隅まで歩いて戻ってくると、なかなかの距離です。普段から散歩している人であれば、なんてことないでしょうけども。
ノスタルジックな町並みが素敵で絵になるので、写真を撮りながらゆっくり歩いていると、ふと気がつくとけっこうな時間が経っていてビビります。
木曽漆器の産地の直ぐ側だからなのか、漆器店がめちゃくちゃたくさんありました。どこで何が目に止まるかわからないので、ひとつひとつ足を踏み入れて見て回ったんですけど、それも時間がかかった理由のひとつです。
喫茶店や食事処もたくさんあったので、食事におやつ補給、小休止で困ることはまずないでしょう。
困るとすれば、おしゃれでいい雰囲気の和モダンな古民家改装店舗が多いので、どこに入ろうか目移りして悩んでしまう、それくらいじゃないでしょうか。喫茶店巡りが趣味であれば、巡りきれなくて嬉しい悲鳴でしょう。
観光客は多かったですけど、町並みが横長で人が程よく分散するためか、のどかで歩きやすかったです。
特別なイベントやお祭りの開催には気をつけたいところですね。ここまで来て、情緒もへったくれもないほどの人混みに揉まれるのは避けたい。