2019シーズン、私がスタジアムで生観戦したい、Jリーグの好カード
1993年に創立された、日本のプロ・サッカー・リーグ、Jリーグ(→Jリーグ)。
2019シーズンは、2月22日のセレッソ大阪対ヴィッセル神戸戦で開幕を迎え、26年めのシーズンがスタートしました。
私がサッカーにハマったのは、Jリーグが発足する数年前。中学時代です。
サッカー部に所属していたので、休日にテレビで放送されていた当時の日本のトップ・リーグ、JFLの試合に興味が湧いて、観始めたのがきっかけです。
それとほぼ同時期に、Jリーグ発足に向けた日本サッカーの盛り上がりに呼応するかのように、日本代表が急激に強くなってテレビへの露出が増え、衛星放送で海外サッカーをテレビ観戦するようになったことで、更にのめり込んでいきました。
ただ、実際にスタジアムまで試合を観に行くことはありませんでした。
音楽と似たような理由なんですけど、テレビ観戦だけで満足していたんですよね。
どこでチケットが買えるのかも知らなかったですし、どの会場でどことどこがいつ試合をするのかも知らなかったですし、勝手がよくわからなくて敬遠していたというのもありましたし。
それがなぜ生観戦に赴くようになるかというと、友人からのお誘いです。
長崎出身の友人に誘われて、V・ファーレン長崎のアウェイ戦を小旅行がてら応援に行くようになったのがきっかけで、年間数試合程度ではありますが、スタジアムに足を運ぶようになりました。
高木前監督に率いられた長崎が力をつけだしていた頃で、J1昇格プレーオフにも手が届くのではという期待感で、応援のしがいがあったんですよね。
で、実際にスタジアムに行ってみて、そのお祭りのような活気に驚きました。
スタジアム前の広場には所狭しと屋台やステージが立ち並び、観客が列をなしたり、詰めかけていたりと、それはもう盛況でした。
ただ単にサッカーの試合を観て、はいそれで終わり、ではなかったんですよね。
感動しましたね。四半世紀がかりで、これほどのビッグ・イベントに成長したのかと。感慨もひとしおですよ。
Jリーグの試合って、カードに限らずお互いに積極的なのがまた面白いんですよね。基本的に、ホーム、アウェイ関係なく、ボールを持ったら攻めるんですよ。露骨に引いてカウンター狙いとか、引き分け狙いでほとんど攻めないとか、まずないですからね。
戦術熟練度的な視点から見ると、その愚直で一本槍な姿勢はどうなんだという問題もあるんですけど、それ以前にひとりのサッカー・ファンとして、ただ純粋に面白い試合が観たいという願望のほうが遥かに強いので、守備上等の殴り合い大歓迎です、はい。
クラブ間の差が少なくて混戦になるので、独走で優勝争いが白けたり、残留争いが消化試合にならずに熾烈を極めるってところもまた、アツいです。
最後に、今シーズン、観に行けたらいいなと私が狙いを定めている、Jリーグの好カードを挙げます。注目ポイントも簡潔に。
静岡県民としては、清水エスパルスやジュビロ磐田の静岡勢も応援に行きたいんですけど、まだ開幕したばかりとはいえ不振で下位に沈んでいる現状ではテンション上がらないので、せめて中位まで上がってくるまでは、いち県民としての心情よりも、いちサッカー・ファンとしての興味を優先させていただきます。
名古屋グランパス対ヴィッセル神戸
開幕三連勝でスタート・ダッシュに成功し、ついに花開こうとしている風間グランパスと、2シーズン目を迎えてついにチームに融合しようとしているイニエスタ。
両チームとも、タレント豊富で刺激的な攻撃サッカーが持ち味なので、この対決はしびれますよ。
名古屋グランパス対川崎フロンターレ
守ることを知らない両チームの、派手な打ち合いに期待が高まる、サッカー・ファン垂涎の好カード。
点の取り合いを期待して、テレビ観戦したり現地観戦したりすると、えてしてなかなかスコアに動きがない試合展開になりがちなんですけど、それでもこの両チームなら期待を裏切らないはず。
川崎フロンターレ対ヴィッセル神戸
中村憲剛対イニエスタ。Jリーグ屈指の司令塔対決に心が躍る。
フロンターレはスタート・ダッシュこそ失敗しましたが、昨季もそうでしたけど、気がつくとスルスルと上位に顔を出して優勝争いをしていたので、今季もそのような展開になるのではないかと期待しています。
ハイライトしか見ていないですけど、チャンスはあるものの決めきれなくて接戦を落としている感じだったので、ちょっとしたきっかけさえあれば、一気に調子を上げてくるでしょう。
FC東京対名古屋グランパス
開幕スタメンを果たし、ついに覚醒しようとしている超新星、久保のプレーを生で観たい。
エスパルスやガンバでも好成績を収めてきたFC東京の長谷川監督ですが、第四節終了時点で首位に立つなど、チームに関係なく高い指導力を発揮できることを証明しようとしております。
一度はJ2に降格してしまった名古屋グランパスを、超攻撃的サッカーで立て直してきた風間監督との、指揮官対決はアツい。
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