駒門風穴に行ってきた

キャンプ富士に余裕を持って出かけたら、余裕を持ちすぎたのか、思いのほか早く着いてしまいそうだったので、最寄りよりもひとつ手前のインターで高速を降りました。

それがまさか、あの神秘の洞窟とめぐりあうきっかけになるとも知らずに…。

ひとつ手前のインターで降りたのは、それで道中の時間を少しでも稼ぐことで、到着時間の帳尻を合わせようという狙いがあったのですが、そんな浅はかな考えで帳尻が合うハズもなく、時間余っちゃうな、どうしようかな、と悩んでいるところに、その看板が現れたのでした。

駒門風穴(→駒門風穴)

はて、この道は何度となく走っているけど、あんな看板あったっけか?

妹にも聞いてみましたが、同じく見覚えはないそうで。

コンビニの駐車場に車を停めて相談した結果、すぐそこだし、ちょっとした寄り道にちょうどよさそうだし、という結論に至りまして、じゃあ行ってみるかとなったのでした。

そんな軽い気持ちで立ち寄ったものですから、カメラを車内に置いていってしまうという痛恨のミスを犯しました。そのため、ここに載せてある写真は、すべてiPhone XRで撮ったものになります。

閑静な住宅街のど真ん中。本当にこんなところに風穴があるのか、と半信半疑になってしまうようなところに、その神秘の洞窟はありました。

中にちょっと入って、振り返った瞬間、なぜ私はカメラを持ってこなかったんだろう、という後悔に襲われました。

まあ、上からポタポタと水滴がしたたっていたので、濡らしてしまうリスクを考えると、カメラは置いてきて正解だったのかもしれないですが。防塵防滴のカメラが欲しくなっちゃいますね。

いや、それにしても、なんすかここ。ものすげぇんですけど。神様か仙人様のお住まいですか? 醸し出されている雰囲気が半端ないんですけど。

富士山の火山活動で生まれた溶岩洞窟だそうですが。実際に足を踏み入れてみても、住宅や道路の真下にこんな洞窟があるとは、にわかには信じがたい光景でした。

写真で見ると、いや肉眼で見ても、足元はぬかるんだ泥のようにしか見えなかったんですけど、すべて溶岩で固まっていました。見た目とのギャップで、踏みごたえにちょっと違和感がありましたね。

富士山麓最古、最大級の溶岩洞窟であるにも関わらず、あまり宣伝されていないためか、訪れる人も少なくひっそりとしていまして、隅から隅までじっくりと見れました。

姪っ子たちも大はしゃぎで、大満足の洞窟探検となりました。

リベンジ案件ですね。今度はカメラを持っていきたいです。暗所で果たして思い通りに撮れるかという問題はありますけど。

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金沢市街地で、まちのりを利用してポタリングしてきた

GW北陸紀行最終日は、金沢市街地で、レンタル自転車シェアサービスまちのり(→金沢レンタサイクル「まちのり」)を利用して、ポタリングを楽しんできました。

最初は、そのようなサービスがあるとは知らなかったものですから、車は宿のすぐそばの駐車場に置きっぱなしにして、これまた歩いてすぐの兼六園と金沢城公園をまずは散策して、それから車に戻って次の目的地へと移動するつもりでいました。

そのつもりで、宿をチェックアウトして、いったん荷物を車の中に置いて、兼六園を目指して歩いていたら、偶然まちのりのサイクルポートの横を通りかかりまして、こんな素敵なサービスがあったのか、利用しない手はないなとなりまして、兼六園と金沢城公園を回ってきたら、車には戻らずに自転車で金沢市内を散策しようという流れになったのでした。

まちのりの利用にあたっては、注意事項があります。

レンタルシェアであるため、独占利用していると追加料金が発生するということです。

30分以内にサイクルポートに自転車を返却すれば、パスワードを打ち込むことで一日200円で何度でも乗れるんですけど、返却せずにずっと乗り回していると、30分ごとに200円ずつ、課金されていってしまうのです。

そのため、ポートからポートへと自転車で移動して歩きで観光する、というルートを上手く組み立てないと、徒歩での移動距離が増えたり、追加金が発生したりと、ちょっとめんどくさいことになってしまいます。

ないとは思いますが、ちょっと離れたスキに誰かに乗り去られると難儀ですね。

そういった細かいことを気にしたくないのであれば、窓口が限られてしまいますが、半日や一日レンタルを利用するといいでしょう。

まちのりの自転車は20インチの3段変速機付きだったのですが、あまり坂がなかったこともあって、必要十分に感じました。タイヤも太めだったので、走行にも安定感があってよかったですね。

自分の折りたたみ自転車のタイヤ交換時には、ノーマルよりも太めのタイヤを入れようと決心しました。

今回も、カメラ本体はCanonのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズは純正標準ズームの18-135mm IS STM。ほぼマニュアル撮影、一部でPモードで撮っています。

兼六園

さすが、天下にその名を轟かせる日本庭園、兼六園(→特別名勝 兼六園)

黄緑に輝く新緑が眩しい、素晴らしい庭園でした。もっと時間をかけてのんびりと散歩したかったのですが、あとの予定もあったので足早になってしまったのが悔やまれます。

兼六園といえばこの眺め、というド定番の構図があるんですけど、私はそこから一歩引いたところからのほうが、眺望がいいと感じました。その眺めを写真に収めたかったのですが、あまりに人が多すぎて断念。

門がいくつかあるんですけど、門によって入場時の混雑がまったく違うので、ご注意されたし。金沢駅から一番近い門の混み具合は異常。

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金沢城公園

加賀百万石の象徴、金沢城の跡地、金沢城公園(→金沢城公園)も散策。小高い丘に緑豊かな城跡公園が広がっていて、かつての栄華を偲ばせるに充分な威容を誇っています。

めちゃくちゃたくさん人がいるはずなんですけど、とてつもなく広いため程よく分散し、自分のペースで回りにくいとか、散策しづらいといった不満を抱くことはなかったです。

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金沢市街

金沢市も、散歩のしがいのある素晴らしい都市でした。

北陸地方を代表する大都市でありながら、繁華街のすぐ横に広々とした公園が広がっていたり、昔の町並みが残っていて情緒を偲ばせてくれたりと、様々な表情を持ち合わせていたのが魅力的でしたね。

兼六園や金沢城公園でもそうですけど、もっと時間をかけてゆっくりと回りたかったです。

繁華街と観光名所がぐっと凝縮されている街なので、買い物客や観光客が入り混じった混雑だけが難点。

それにしても、GWは新緑が美しくて最高ですね。好天に恵まれる確率も高いですし。みんな出かけるので、どこもかしこも混むのが大問題なんですけど、天気が良くて新緑も美しいとなれば、分かっていても、出かけざるを得ないんですよねぇ。

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Canon 標準ズームレンズ EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM APS-C対応

Canon 標準ズームレンズ EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM APS-C対応

 

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立山黒部アルペンルートに乗って、黒部ダムに行ってきた

GW北陸紀行二日目は、立山駅から立山黒部アルペンルート(→立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド)に乗って、黒部ダムまで行ってきました。この旅で最大の目玉であります。

富山駅前の宿を朝5時にチェックアウトして、朝食も食べずにそのまま立山駅へとひた走り、約一時間後の6時頃には立山駅に着いたのですが、無料駐車場と臨時駐車場で合わせて約1500台のキャパが、ほぼ満車でした。

もう少し到着が遅かったらアウトでしたね。危なかったです。

愛山家の朝は早いものですが、立山黒部アルペンルート利用客の朝の早さは大概ですね。恐るべし。

なんとか駐車場にクルマを止めて立山駅に歩いていくと、きっぷ売り場にはすでに長蛇の列ができていて、天を仰ぎました。

きっぷを買うまでにどんだけ時間かかるんだよこれ…。軽く絶望ですよ。

したら、友人があらかじめ予約WEBきっぷ(→WEBきっぷ)を押さえてくれていたため、WEBきっぷ引き換え専用窓口でスムーズに乗車券を手にすることができました。助かりました。あなたが神でしたか、ありがたや、ありがたや。

友人のおかげで、早い時間帯に出発の立山室堂行き臨時直行バスに乗れたので、乗り換え時に待たずに済み、スムーズに黒部ダムまで移動できました。出発で躓いていたら、それが後々まで響いて帰りがどうなっていたことやら、想像するだに恐ろしい…。

今回も、カメラ本体はCanonのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズは純正標準ズームの18-135mm IS STM(→PHOTOHITOレンズ作例)。ほとんどマニュアル撮影で、一部Pモードで撮っています。

標準ズームは便利ですね、ホント。一度使い出すと、あまりに便利すぎてクセになってしまいます。

立山黒部アルペンルート

この時期、立山黒部アルペンルートを利用するほとんどの人の最大の目的が、立山室堂平にある雪の大谷を歩くことだと思うのですが、私が行ったときは快晴だったにも関わらず、気温は10℃を越えるかどうかという真冬並みの寒さだったので、たとえ天候に恵まれたとしても、冬用の上着は必携です。

できれば、念のためにもう一枚持っていきたいところです。ユニクロのウルトラライトダウンとか、ウインドブレーカーなどの、風を通しにくくて、保温性が高くて、軽くて持ち運びしやすい服を。

あとは、最後に貼った写真のように、雪の上を歩くところもあるので、濡れてグズグズになったとしても悔いのない靴やズボンを履いていくと、なお良いでしょう。

アルペンルート利用客のほとんどは、私たちと同じように、立山駅と黒部ダムを往復するライト層でしたが、中には剛の者もいました。

それ総重量何キロあるんですかと尋ねたくなるほど大きなリュックを背負っている雪山登山者や、すでにスノーウェアを着込み、足元にはスキーブーツやボードブーツを履いた山岳スキーヤー、山岳ボーダーですね。

そのたくましさと熱意には、舌を巻くばかりですよ。

私はスキーが好きで、冬場になると愛車を雪山に走らせてますけど、もはや春どころか初夏ともいえるようなこの時期に、人だらけでひどく混雑しているところに、暑くて歩きにくい格好で重い道具を担いでまで、滑りに行きたいというほどの情熱はないですからね。

現に、カメラと念のための防寒着と雨具以外にろくに荷物も持たずに、身軽な格好で立山駅から黒部ダムまで往復してきただけでも、私はクタクタだったので。

本当にすごいですよ。素直に脱帽です。

寸又峡の水位も低かったですけど、黒部ダムの水位も低かったですね。ちょっと物寂しい風景で、残念でした。これから雪解けが進むにつれ、徐々に水位が増していくのでしょうか。大迫力の放水が見たいのであれば、夏に行くのがいいんでしょうね。

行きはスムーズに乗り換えて黒部ダムまで行けたのですが、さすがに帰りはそうもいかなかったので、キツかったですね。帰りのロープウェーやケーブルカーでの、乗り換えの待ち時間の長さたるや。

文庫本の一冊でも持っていけば、少しは気も紛れたのでしょうが、ほんのわずかでも荷姿を小さくしたいという思惑のもとでは、文庫本の一冊ですら、持っていこうとは考えられなかったです。

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(TKAR001)立山黒部アルペンルート プロモーションビデオ 春初夏バージョン Tateyama Kurobe Alpine Route promotional video JAPAN

Canon 標準ズームレンズ EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM APS-C対応

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富山県氷見市の絶景スポット、雨晴海岸に行ってきた

大型GW後半、いつもの写真仲間と、北陸紀行に出かけてきました。

十五年ほど前に、家族でバス会社のツアーに参加して、福井の海鮮市場まで行って以来、二度目の北陸です。

さすがに、太平洋側から日本海側に突き抜けることって、なかなかないんですよね。去年、兵庫県の安国寺に向かっている途中で、高速道路の上からちらちらと日本海が見えたことはありましたけど、それは移動でただ走り抜けただけでした。

静岡から富山までは、7時頃に出発して、途中のPAで朝食を食べたり、白川郷あたりで渋滞に巻き込まれたりしながら、五時間半ほどかかりました。渋滞さえなければ、あと一時間は早く到着したと思いますが、最初から初日は移動に時間がかかるのは覚悟の上だったので、上々の結果でしょう。

高速を降りてまず、富山のご当地ラーメン富山ブラックを食べて、高岡市立美術館の藤子・F・不二雄の企画展示を見物してから、この日一番の目的地である雨晴海岸へと向かいました。

今回は、カメラ本体はCanonのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズは寸又峡に続いて純正標準ズームのEF-S18-135mm IS STM(→PHOTOHITOレンズ作例)を使用。ほぼマニュアル撮影で、一部Pモードを選択しています。

しかし、このレンズもすごいですね。写りもきれいですし、単焦点顔負けのボケ味も美しいですし、大きさの割に軽いですし、手ぶれ補正も搭載してますし、そこそこ寄れますし、常用域での不満はほぼないに等しいです。

強いて言えば、たまにもう少し望遠側が欲しい瞬間があるのと、F値が通しではないことがマニュアル撮影時に若干不便な程度です。

望遠側についてはどうにもなりませんが、F値については、明るい時間帯での絞っての風景撮影が多いのでたまにめんどくさいくらいで、いずれにせよ、我慢できないほどの不満ではありません。

雨晴海岸

北陸紀行初日の目玉は、富山湾越しに立山連峰を望む絶景スポット、雨晴海岸(→国定公園 雨晴海岸)です。

周辺地図を見ると薄々想像がつくのではないかと思うんですけど、一本道なので観光客が集中して道路は渋滞しますし、道の駅の駐車場もあまり広くないので、キャパが足りなくて余計に混みます。

私たちが着いたときは、ちょうど前に駐車の順番を待っているクルマもいなくて、臨時駐車場から入れ違いに一台出ていったので、幸運にもスムーズに止められました。

雨晴駅のすぐ横にも臨時駐車場がありましたが、狭い路肩に所狭しとクルマが押し込まれていてカオスでしたね。バイクや自転車はあまり見ませんでしたが、歩行者が多いので要注意です。

雨晴駅すぐ横の踏み切りを渡って海岸沿いに出て、三ツ岩、女岩の方向に歩きながら、シャッターを切りまくりました。

撮影中に、レンズにゴミが付いているのに気がついて、うわまじかよ最悪とげんなりしていたんですけど、帰ってきて写真を確認すると、ゴミがないのはなんでだろ、不思議…。

レンズではなくファインダーに付いていたということなのでしょうね。

帰ってきてから、一応、レンズとファインダーの両方とも、エアブロウでホコリを飛ばして、レンズペンで拭いておきました。これからは、出かける前にクリーニングする癖をつけないとだめですね。

雨晴海岸散策後は、富山駅前の宿にチェックインして、富山市の街で地酒と海の幸を堪能しました。

さすが米どころ、地酒の種類が豊富で、飲み比べが面白かったです。お酒にはあまり強くないので、ちょっとずつ色んな種類を飲む、そんな楽しみ方が自分には合っていると感じました。

街に繰り出したのはまだ18時過ぎだったのですが、四軒ほど連続して予約で一杯でと断られたので、どうしてもここで食べたいという目当てのお店があるのであれば、事前に予約しておいたほうが無難でしょう。

しかし、予約を入れると、それに縛られてしまうんですよね、行動が。その時間までに、そこに行かなければならないという。それはちょっと窮屈ですよねぇ、せっかくの旅行なのに。それでは本末転倒のような気がしてしまいます。

富岩運河環水公園、新湊大橋、TOYAMAキラリにまでは足を運ぶ余裕がなかったのが心残りです。いつかそのために富山県を再訪したいですが、果たしていつになるやら。

他にも、行きたいところがたくさんありますからね。困ったものです。

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Canon 標準ズームレンズ EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM APS-C対応

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デンマーク出身のロック・バンド、H.E.R.O.のデビュー・アルバム『Humanic』が素晴らしい

デンマーク出身のロック・バンド、H.E.R.O.(→H.E.R.O. | ソニー・ミュージックオフィシャルサイト)のデビューは2014年でした。

まずシングルを二曲リリースし、その二年後の2016年にはセルフ・タイトルのEPをリリース。ゆっくりではあるものの、地道で着実な活動。

その一方で、アルバムはまだかなぁ、とヤキモキしていたファンも多かったのではないでしょうか。

そこから先の動きがなかなかありませんでしたが、2018年の11月に東京で開催されたHOKUO LOUD NIGHTに招かれると、事態は一気に進展することに。

翌2019年の1月に、Slashの日本公演のオープニング・アクトとして再来日を果たすと、4月に念願のデビュー・アルバムの発表が告知され、そのデビュー・アルバムが発売されると、今度はその翌月の5月に日本縦断五大都市プロモーション来日の発表と、それまでの停滞が、まるで溜まっていたバネの反動かのような、一気呵成ぶり。

デビューから苦節五年。なかなか軌道に乗らない活動にもめげずに、腐らずに耐えた彼らへのご褒美のようですね。

ラジオ各局でもパワー・プッシュされ、乗りに乗っている時期に、ついに彼らのデビュー・アルバム『Humanic』が発売されました。

日本盤には、ボーナス・トラックが五曲も収録されているんですけど、うち二曲はライブ・バージョンで、残りの三曲はEPからの収録が見送られた曲です。EPを買い足さずに済むので、買うのであれば断然日本盤がおすすめ。

彼らの音楽性の魅力はなんといっても、存在感際立つ美しいハイトーン・ヴォーカルでしょう。

その魅力を存分に活かした楽曲群がまた、粒ぞろいで聴きごたえもたっぷり。自らの武器の見せ方も、よく心得ている証拠でしょう。洗練されたサウンド・プロダクションも上質。

アッパーなロック・チューンでは、声域の広さを上手く利用して、急流の渓谷のような、美しくもダイナミックなメロディを聴かせてくれますし、メロウなバラード・ナンバーでは、新緑の木陰のベンチでそよ風に打たれているような、清廉なメロディがしみます。

YouTubeの公式チャンネルには、2019年1月のSlashのサポートの際のライブ動画も上げられていますが、まだアルバム・デビュー前とは思えないほど、安定感と再現率の高いパフォーマンスが見事です。

本国では、同郷の大先輩であるDizzy Mizz Lizzyのツアーに帯同したこともあるようなので、舞台慣れしているんでしょうね。

楽曲が素晴らしく、ライブ・パフォーマンスも上手い。

この先の活躍が楽しみでしょうがないバンドのアルバム・デビューです!


H.E.R.O - Superpowers


H.E.R.O. - Fall and Fade

Hope

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  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
Listen

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  • H.E.R.O.
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  • provided courtesy of iTunes
Desire

Desire

  • H.E.R.O.
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
ヒューマニック

ヒューマニック

gekirock.com

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